なんとなくわかる高校化学

単結合と共有電子対

【まとめ】共有している電子数によって、結合が単結合、二重結合、三重結合となる。また電子対も結合状況によって異なる名称がある

前のページでは共有結合の作り方を見てもらったので、ここでは共有結合の種類や覚えておかないといけない言葉について説明したいと思います。

共有結合では共有できる電子を握手の手のように考え、電子の共有を考えましたが、共有している電子の数によってその結合の呼ばれ方が違います

原子間での電子共有の考え方

まず、この時も電子2つで1セットとして考えるのですが、原子間で共有している電子を2つで1本の線として下図のように書き換えます。
原子間で共有されていない電子は省略します

線で表記した場合の共有結合

このように原子間の結び付きを線で表すことが一般的なのですが、原子間の線の数が1本、2本、3本それぞれの場合、単結合二重結合三重結合と呼ばれます。
単結合の場合は電子が2つ、二重結合の場合は電子が4つ、三重結合の場合は電子が6つ、原子間で共有されています



共有結合の例

単結合、二重結合などの結合の違いによって原子間の距離や化学反応性などが異なるのですが、今は共有されている電子の数によって結合が異なるんだなくらいの理解で大丈夫です。

※ちなみに、原子間の結合距離が単結合から三重結合になると距離が短くなったり(三重結合が一番短い)、二重、三重結合では付加反応という反応が起こったります。



これまでで、共有結合の原理などは理解してもらえたと思うので、最後に共有結合で覚えておかないといけない言葉を説明します。
こちらも大事なので覚えておいてください。

下図のように、
1つしか入っていない電子を不対電子
原子間で共有されている電子の組を共有電子対
原子間で共有されていない電子の組を共有電子対(孤立電子対)と言います。

電子対の名称

これらの名称はよく出てくるため覚えておいてくださいね。

まとめると、共有している電子数によって、結合が単結合、二重結合、三重結合となる。また電子対も結合状況によって異なる名称がある

読んでくれてありがとう!!