なんとなくわかる高校化学

陽イオンと陰イオン

【まとめ】原子が電気を帯びるとイオンと呼ばれ、正の電荷を帯びた場合は陽イオン、負の電荷を帯びた場合は陰イオンとなります

これまでにみなさんには原子の電子配置や周期表などで元素の性質を見てもらい、原子、元素のことをある程度、理解してもらったと思うので、ここではイオンについて説明したいと思います。

まずイオンとは何かということですが、イオンというのはプラスかマイナスの電気を帯びた原子のことです。

そもそも原子には基本的に原子番号と同じだけの陽子、電子があるため、電気を帯びていません。(つまり、プラスマイナスゼロの状態)

しかし、原子から電子が取り除かれたり(マイナスの球が減る)、または原子に電子が加わったりする(マイナスの球が増える)ことで原子は電気を帯び、イオンとなります。

ここで、ナトリウムが電子を失ってナトリウムイオンに、フッ素が電子を得てフッ化物イオンになるイメージを見てみてください。


ナトリウムイオンの生成  

フッ化物イオンの生成  

※イオンの名前の付け方や表記の仕方(赤字)は、また次のページ説明しますね。

このように原子が電子を失う、または得ることによってイオンは生成するのですが(化学ではモノができることを「生成する」とよく言います)、生成したイオンが電子を失って、正の電荷を帯びている場合は陽イオン、電子を獲得して負の電荷を帯びている場合はを陰イオンと呼びます。

※「陽イオン」と聞いたら種類(元素)はわからないけど、正の電荷を帯びていて、「陰イオン」と聞いたら種類(元素)はわからないけど、負の電荷を帯びてるくらいのイメージです。

そして元素によって陽イオンになる(電子を失う)か、陰イオンになる(電子を得る)かは元素によって決まっています。

ではどの元素が陽イオン、陰イオンになるのかが決まっているかというと下図のように1,2,13族の元素は陽イオンになりやすく、15-17族の元素は陰イオンになりやすいです。

※今回は高校化学で扱う原子番号20までの元素のみ記載しています。

陽イオン、陰イオンへのなりやすさ  

なぜそれぞれの族が陽イオン、陰イオンになりやすいのかはここから説明すると長くなるため、次のページで説明しますね。

とりあえずはここではイオンについて理解しておいてくれればOKです。

まとめると、原子が電気を帯びるとイオンと呼ばれ、正の電荷を帯びると陽イオン、負の電荷を帯びると陰イオンとなります

読んでくれてありがとう!!